ヘッドホンがしんどい時用の有線イヤホンを探そう！ #10
「PS5メイン＆ソロゲーメインにおすすめの予算5千円以下有線イヤホン」を紹介している記事や動画が見当たらなかったので、いくつか購入して実際に自分で試してみました。
第10弾は中華イヤホンメーカーKZの「Castor Improved Bass Edition（低音重視バージョン）」です。
この他の有線イヤホンレビューはこちら⇨有線イヤホンレビュー記事
本題の前に
免責事項等
- 自費で購入したものです
- 忖度なく思ったことをそのまま書いています
- オーディオ関係のプロではなく、むしろ初心者寄りです
- 音に関してはあくまでも個人の感想です（耳の形や環境により違う印象になることも多い）
- 記事内のリンクには広告を含みます
オーディオレビューの注意点
オーディオ関連レビューは
- よくわからん表現
- 科学的に根拠のないオカルチックなこと
- 人によって言ってることが真逆
- イヤーピースの種類や耳形状で音の聴こえ方が異なる
ため全然参考にならないことが多々あります。
もちろん当ブログも同様です。できるだけ正確に＆わかりやすく伝える努力はしていますが、一番良いのは実際に自分の耳で聴くこと。好きな音に感じるイヤホンを探すのがあなたにとっての正解です。
試聴が難しい方は音の傾向（フラット気味or低音重視etc）をざっくり参考にして価格やデザインで決めてしまうのもありかもしれません。
KZ Castor 低音重視バージョン
簡易感想
“「低域補強バージョン」とはいうものの、ゲームだとそこまで重低音マシマシではない。高音とは良いバランスだが、環境音など中音域が弱く感じる”
- Amazon実売価格は約3,000円（2024年10月25日時点）
- [音質傾向]低音強いが高音も埋もれない
- [音質傾向]スイッチで自分好みの音質に変えられる
- [定位感]左右は問題なし、前後もそれなりにわかる
- [定位感]上下はしっかり聴けばなんとなくわかる…程度
- やや分厚い+やや重い
- 個人的に装着感がイマイチしっくりこない…
- テカテカして指紋が目立つ
- 耳掛け式でタッチノイズは少ない
- ケーブルは絡まりにくく取り回し良好（リケーブル可能）
- マイクの有無を選べる
| KZ Castor Improved Bass Edition |
|
|---|---|
| メーカー | KZ |
| モデル名 型式 |
Castor Improved Bass Edition |
| 価格 | 3,000円前後 |
| ドライバー | 2DD 10mm+6mm |
| 公式サイト（英語） | |
使用環境・条件・用途など
【動作環境】
- CFI-1200B01
- Ver.24.01-09.00.00.45-00.00.00.01
- DualSense直差し
- 3Dオーディオ設定済み
【使用条件など】
- ケーブル＆イヤーピースは付属品
- イヤホンは箱から出した状態～数時間稼働しているもの
- わざわざエージングはしていない
【用途】
- 基本的にソロゲーメイン（オープンワールド、アクション、ステラテジー、ノベルゲーなどが好み）
- FPSやバトロワはほぼ遊ばない
「KZ Castor」レビュー
周波数特性と音の傾向
＜各音域の印象＞
チューニングスイッチはデフォルトの状態。もし購入されるなら自身でお好みのバランスを探してください。
高音域（金属音・銃声など）
⇨埋もれることなくしっかり聴こえる。低音とのバランスは良い
中音域（人の声など）
⇨単体で聴くなら特に問題ないが、いろんな音が一斉に発せられると存在感が薄くなる。特に環境音は弱く感じる
低音域（エンジン音・BGMなど）
⇨他イヤホンに比べるとかなり強め。とはいえ不快感は無くゲームプレイや没入感の阻害になるわけではない
重低音域はかなり強く感じます。ただ、そもそも音楽や映画と違ってゲームには重低音域の音はそこまで使用してなさそうなので影響は少なそう。
とはいえ、ソロゲーメインの管理人にはやはり「中音寄りのバランス重視」が合ってそう。装着感もしっくりこないので活躍の場はあまり無いと思います。
ちなみに音楽視聴ならデフォルトの「0011」ではなく全ONの「1111」がおすすめ！
定位感と広がり方など
定位感（左右・上下・前後からの音がそれぞれ聞こえやすいか）
⇨左右ははっきりと聴きわけられる。前後も特に問題なし。上下は注意深く聴けばわかるが少しあやふやな印象（上から聴こえるような気がする…程度）
音の広がり方（遠くの音が遠くに聞こえるか）
⇨音が近づいてきて離れていくのはわりとはっきり聴こえる
より3D感（上下左右前後）を聴き分けたいのであれば、やはりヘッドホンが良さそう。とくに純正「Pulse 3D」の立体音響はかなり優秀、上位機種「Pulse Elite」も良さそうなのでいつか試してみたい。
デザインと付属品
付属品は
- 本体
- ケーブル
- 交換用イヤーチップ
- 説明書
実物はテカっとした質感。指紋が付きやすい＆目立つので個人的にはイマイチ
一番の特徴がスイッチで音質変更・切り替えができる点かと思います。デフォルトはこの位置（0011）
英語ですが説明書も入っているので参考にどうぞ（基本は全ON！）
中に2つのドライバーが上下に並べられているので他イヤホンに比べるとやや厚め
ケーブルは交換可能。もし断線しても別売りのケーブルを指せば新たに買い替える必要はありません（ケーブルの形式が数種類あるので要確認）
左右（L R）の記載があるので左右を間違えないように挿入する
イヤーチップは取り外し可能
もし付属のイヤーチップがフィットしなかった場合は別売りのものに交換することでフィットすることがあります
安価のもので人気はこのあたり⇩
Harman Target Version
Castorにはもう1種類「Harman Target Version」のシルバーも同時発売。ドライバーは同じ10mmDD+6mmDDの組み合わせで、スイッチも同じく4つあります。
シルバーはイヤホン周波数特性の定番である「ハーマンターゲットカーブ」に準拠、ブラック（低音重視バージョン）は「ハーマンターゲットカーブ」を準拠しつつ低域をモリモリ盛っているます。
世間ではブラックのほうが人気ですが、今回はゲーム用途の有線イヤホンを探しているのでシルバーにすればよかった…と思っています。
まとめ
- Amazon実売価格は約3,000円（2024年10月25日時点）
- 頻繁にセール＆クーポン配布あり
- [音質傾向]低音強いが高音も埋もれない
- [音質傾向]スイッチで自分好みの音質に変えられる
- [定位感]左右は問題なし、前後もそれなりにわかる
- [定位感]上下はしっかり聴けばなんとなくわかる…程度
- やや分厚い+やや重い
- 個人的に装着感がイマイチしっくりこない…
- テカテカして指紋が目立つ
- 耳掛け式でタッチノイズは少ない
- ケーブルは絡まりにくく取り回し良好（リケーブル可能）
- マイクの有無を選べる
低音好きにおすすめKZ Castor Improved Bass Edition(低域補強バージョン)。低音の量感が多いながらも高音の存在感は薄れることのない絶妙なバランスでした。
Amazonで3,000円ほど、セール時なら2,500円ほどと気軽に買える価格帯なのも魅力です。
ただ、重低音重視は個人的にはイマイチ…。装着感が悪いのも相まって活躍の場は無さそうなので他イヤホンを使います。レビュー済なら「Kiwi Ears Dolce」あたりかな。
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