『Life is Strange 2』をトロコンまで遊びました!
LISのレビュー記事、LISBtSのレビュー記事では「あまりハマらなかった」と言ってたものの、やはり雰囲気と音楽が好きで買っちゃいました。
というわけで感想を中心にレビューしていきます。
『Life is Strange 2』評価
76/100
プレイ時間:約20時間
一言感想
”前作とはかなり毛色が違って全体的に辛くて重たい…。ただ、弟がいる管理人としては本作の方が刺さった”
『ライフイズストレンジ2』クリア&トロコン。
ハッピーエンドじゃなかったけど、でもそれで良かった気もする…。
ショーンとダニエルは最高の兄弟でした!#LifeisStrange2 #PS4share pic.twitter.com/vyVnf7tU1T— ずぶ@ゲーム垢 (@zubugame) May 18, 2020
家族愛・兄弟愛・親・人種差別・移民問題・カルト宗教・麻薬密売・銃社会・性差別・アルコール中毒などがキーワードでアメリカ社会を反映したアドベンチャーゲーム。
なので日本人にはなかなかピンとくることは少ないと思います(管理人も含めて)。
アメリカ・シアトルに住むごく普通の兄弟(兄:ショーン16歳、弟:ダニエル9歳)が、ある事件を境にメキシコまで逃避行を目指すのが本作のあらすじ。
兄ショーンの目線でストーリーが進行するのですが、弟がいる管理人はショーンへの感情移入がすごかったです。
今でもショーンを思うと涙が…。
弟ダニエルはわがままばかりで「あれが食べたい」「疲れた休みたい」「家に帰りたい」とすぐに口に出します…。ルールは守らない、言うことは全然聞いてくれない…。
ショーンは大人ぶっているがまだまだ16歳の子ども。
大事な弟を守らないといけない。
けど頼る人はいない、寝るところ食べるものを考える必要がある、しかも幼い弟の分まで…。
かなりシビアで過酷ですよね…。
でもショーンは兄なので弱音は吐けない。頼る人がいないから自分が何とかするしかない。
すぐわがままを言う弟のやる気を出すために、あの手この手でご機嫌を取る姿は兄・姉は理解できるのでは!?
おそらくほとんどのプレイヤーがダニエルのウザさが気になるはず。ですが弟ってそんなもんです。
そんな過酷な旅の中で、唯一の救いは2人を助けてくれる人が全員良い人だったこと。ショーンが作中で「運が良かった」と言っていますが、ほんとその通り。
その点だけはホッとしました(裏切られるのではないかとドキドキしていました)。
前作と毛色が違うと言いましたが、メインテーマの”選択”という点は同じ。
ただし前作と違うところは”過去に戻れない”こと。
本作の登場人物が見な口を揃えて「過去は変えられない。前に進むしかない」ということを言っていますし。
ショーンが「時間を戻せるならやり直したい」と何度か言いますが、前作でマックスが必ずしも良い結末になるとは限らないと知っている身からすると複雑でした…。
そしてもう一点が”ただただ重苦しい展開がひたすら続く”こと。前作はアメリカの田舎街の柔らかな雰囲気も楽しさの一つでした。
総括するとストーリーは悲劇がメインでかなり重々しい。シリアスなシーンがほとんどで心が休まる暇がありません。
一方ゲーム性は皆無。なのでどこのブログや批評など見てもストーリー中心になるのは致し方なし。
ストーリーが気になる方のみ手に取ることをおすすめします。
マイナスポイント
- ゲーム性は皆無
- 登場人物ゲイ率高め
<ゲーム性は皆無>
前作同様ゲームとしての面白さはやはり皆無と言っていいでしょう。むしろ前作よりもさらに減っています。
本作はショーン目線でストーリーが進んで良く関係上、ダニエルの超能力は見ているだけのもの。
あれやってくれこれやってくれと指示するだけです。
<登場人物ゲイ率高め>
「前作はレズだったので本作はゲイにしてみました」感が強め。いろんな団体への配慮なのかどうなのか。
少なくとも管理人には不要な設定。
EDは7種類のマルチエンディング
前作はたった2種類しかなかったエンディングが本作では7種類に増えています。ED分岐はショーンの選択によって地道に重ねられてきた弟の道徳観と選択肢によって変わります。
キャッチコピーの「ひとつの選択だけで人生は決まらないから」は、まさにこのことではないでしょうか。
ちなみに管理人の最初のEDは”贖罪”でした。
スピンオフ作品『Captain Spirit』はプレイしておくべし
PSStoreで無料配信中のスピンオフ作品『オーサム・アドベンチャーズ・オブ・キャプテン・スピリット(The Awesome Adventures of Captain Spirit)』は必ずプレイしておいてください。
プレイ時間は約1時間ほど。
本作でも割と密接な関係を持つのでプレイしておいて損はありません。
前作『Life is Strange』は登場キャラが少し出てきますが未プレイでも大丈夫。プレイしておけばちょっと嬉しいぐらいです(誰かは内緒)。
『Life is Strange 2』概要
タイトル | Life is Strange 2 |
開発会社 | Deck Nine Games |
発売元 | SQUARE ENIX |
発売日 | 2020/3/26 |
フォーマット | PS4/XboxOne/Steam |
ジャンル | アドベンチャー |
CERO | D(17才以上対象) |
公式サイト | https://www.jp.square-enix.com/lis2/ |
主人公は、シアトルに住むごく普通の兄弟。ある悲劇的な事件の後、兄のショーンは、超能力に目覚めた弟ダニエルを連れ、自分たちの居場所を求めて父親の故郷であるメキシコ「プエルト・ロボス」までの逃避行を始めます。
レビューまとめ
- 前作と同じだと思うとびっくりする
- 重くて辛いストーリー
- 弟を大事に思えるかが評価のポイント
- ストーリー性は皆無
前作とは全くと言っていいほど別物の本作。ただ、シリーズ通して世界観・音楽・雰囲気は素晴らしい。
”ゲームは楽しくあるべき”って方には絶対に合いません。
逆に、少しでもストーリーが気になる方は実際にプレイしてもらうとに惹きこまれると思います。
以上、「ライフイズストレンジ2」トロコン後レビューでした。
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