【レビュー】PS5拡張用M.2 SSDにCFD販売「CSSD-M2B1TPG3VNF+MHQJRH」を購入

本体&周辺機器レビュー

2021/9/15の大型システムアップデートによりM.2SSD用拡張スロットが解放され、本体ストレージとして利用可能になりました。

PS5のシステムソフトウェアをアップデートする方法
...

というわけで早速CFD販売「CSSD-M2B1TPG3VNF」を購入したので簡単にレビューします。

 
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PS5のM.2 SSD拡張完了!

CFD販売「PG3VNFシリーズ 1TB」

どれにするかめちゃくちゃ悩みましたが、今回はコスト最優先でCFD販売「CSSD-M2B1TPG3VNF」にしました。

容量は1TB、読み込み速度5,000mb/sのM.2 SSDです。価格は15,804円+ヒートシンク999円で合計16,803円。
ほんとは7,000mb/sクラスの2TBにしたかったけど4~5万円はさすがに厳しいっす…。

 

ここで注意点を先にお伝え。

今回買った「CSSD-M2B1TPG3VNF」の公称読み込み速度は最大5,000mb/s。PS5推奨読み込み速度に届いていません。

事前にネット・SNSで5,500mb/s以上出ること確認していたので特に不安なく購入しました。

実際、管理人のPS5読み込み速度も5,622mb/s出ています(具体的な理由は分かりませんが、圧縮やPS5のI/Oが優秀だからでしょうか?)。

記事後半のロード時間比較でも書いていますが、数タイトル試したところPS5内蔵SSDと遜色ないので問題ないですね。

 

軽く外観でも。

両面実装。
ファームウェアはVer13.0でした。最新はVer13.2ですが、更新めんどくさかったのでこのまま使います。

ちなみに約340GB移動にかかった時間は約4分40秒でした。早い!

PS5で使用可能なM.2 SSDの要件

具体的な使用可能M.2 SSDの要件は以下の通り

画像引用:PlayStationサポート「PlayStation®5にM.2 SSDを取り付ける方法」

気をつけるポイントは

  • Gen4×4
  • 読み込み速度

の2点。
他はまあサラッと目を通しておく程度で大丈夫。

Gen4×4
PCIe4.0×4と記載されている場合もあり。
2021/10月現在Amazon等のネットショップで売っているM.2 SSDはGen3(一世代前のM.2 SSD)がメインなのでよく確認してください。

ちなみにGen3だとPS5側からエラーメッセージが出て使えません。

読み込み速度
PS5推奨はシーケンシャル読み込み速度が5,500mb/sMB以上。これよりも遅くても使えるようですが、ロード時間が遅くなってしまいます。

2021/10月現在、Gen4では5,000mb/sクラスか7,000mb/sクラスの2パターン。
管理人が買ったのは安い5,000mb/sクラス。PS5本体で推奨以上の読み込み速度は出ていますが、安心なのは7,000mb/sです。

ヒートシンクはMHQJRH両面ヒートシンク

ヒートシンクはMHQJRHのM.2 SSD用両面ヒートシンクの黒。実際にPS5用に使っている人が多く、冷却性能も問題ないとのことなので即決。

赤とかシルバーもかっこ良かったけど納期が遅かったのと、装着してしまえば見えなくなるので断念。

上下ヒートシンク、サーマルパッド3枚、ネジ9個、ドライバー、日本語説明書が同封。

ドライバーはPS5のM.2 SSD用のカバーをあける際にも使うのでありがたい。サーマルパッドとネジは予備も入っていて安心です。

両面ヒートシンクなので上下でM.2 SSDを挟み込んで冷却します。

 

一点少しだけ心配な点が…。
今回買った「CSSD-M2B1TPG3VNF」のような両面実装M.2 SSDに使用した場合、厚くなってしまいヒートシンクがPS5側のカバーに触れてしまいます。

わかりにくいですが少しだけ浮いてる…。

これが具体的にどう影響するかは管理人にはわかりません。
個人的な憶測としては「カバーもヒートシンク的な役割をしているため特に問題ないんじゃないか」と思っています。

記事後半でもロード時間の比較検証結果を載せていますが、連続3時間ほど遊んでもロード時間が長くならないので問題ないはず。

※この両面ヒートシンクはなぜかAmazonの検索画面に出てきません。画像をタップすれば直接商品ページに行けるのでそちらを試してください

装着方法

説明書の通りやればそこまで難しくないと思います。

管理人はSSDの方に貼りましたがヒートシンク側に貼るとずれなくて付けやすいとのことです。
ちなみにSSDに貼ってあるシールは保証関係で必要なので剥がさないよう注意。

 

ネジ側を基準に付けるとちょうどいいポジションに。

 

ここまでくればあとはPS5に装着するだけ。具体的にはPlayStation公式動画がわかりやすいのでそちらをどうぞ。

スペック

型番 CSSD-M2B1TPG3VNF
インターフェース PCIe Gen.4 x4 (NVMe 1.3)
NANDタイプ 3D TLC (BiCS4 Flash)
両面実装
コントローラー Phison PS5016-E16
DRAMキャッシュ DDR4 1GB
TBW 1800
Sequential Read (Max) 5000 MB/s
Sequential Write (Max) 4400 MB/s
Random Read (Max) 600K IOPS
Random Write (Max) 500K IOPS
動作温度 0-70度(-40~85度)
保証期間 5年

ロード時間比較

ここでは

  • PS5内蔵SSD
  • 「CSSD-M2B1TPG3VNF」(PS5起動直後)
  • 「CSSD-M2B1TPG3VNF」(PS5タイトルを3時間程度遊んだ後)

の3パターンで測っています。
3つめはヒートシンクの排熱がうまくいっているかの検証用です。

タイトルは

  • ASTRO’s PLAYROOM
  • Marvel’s Spider-Man Remastered

とりあえず今インストール済みの2本。
どれも起動時とファストトラベル、もしくはステージチェンジ時のロード時間を検証しています。

ちなみに素人測定です。他ネット記事or動画と検証結果が違っていてもなんの責任も負いません。

ASTRO’s PLAYROOM

<計測方法>
ロード時
:ボタンを押した瞬間からbotが出てくる瞬間まで(1回)
エリアチェンジ
:ボタン長押し完了時からbotが出てくる瞬間まで(ランダム5回)

誤差の範囲ですが、若干ではあるが本体SSDが早い傾向。約2フレームほどの差なので体感では感じられない差ですけど。

Marvel’s Spider-Man Remastered

<計測方法>
ロード時
:ボタンを押した瞬間から画面表示まで(1回)
FT
:ボタン長押し完了時から画面表示まで(ランダム4回)

オープンワールド代表で我らがスパイディ。
1フレームほどの差で本体SSDが早いが、これも誤差の範囲。とはいえPS4タイトルのリマスターなのでそこまで重くないのかもしれません。

検証結果まとめ

  • ロード時間は気にするほどの差はない(強いて言うなら本体SSDが1~2フレーム程度のわずかな差で早い)
  • ヒートシンクも今のところ大丈夫そう

M.2 SSD(CSSD-M2B1TPG3VNF)&ヒートシンク(MHQJRH)も今のところ問題なさそうです。

理由としては

  • そもそもゲームぐらいでは熱くならない
  • ヒートシンクがしっかり効いている

こんなところでしょう。
少なくとも検証した2本は連続して3時間ほど遊んだ後に測定しても何の影響も感じられません。
ロード時間の検証はしていませんが、拡張後に遊んだテイルズオブアライズ・ロストジャッジメント・Kenaも問題なし。

ちなみにもしM.2 SSDが熱くなりすぎる場合、PS5側からエラーメッセージは出る模様(SNS上で確認。その人はデータ移動をした際に出たそうです)。

他の候補M.2 SSD

他候補を紹介していきます

【2022年3月13日修正済み】
他候補の価格は全て2022年3月13日時点のものです。最新価格は必ず確認してください。

ヒートシンク無し

①Crucial P5 Plus

2022/3月現在、2TBで約30,000円のこちら(1TBは約16,000円ほど)。かなり安い。転送速度もPS5が求める5,500mb/s以上出るので問題なし。

 

③CFD販売 PG4VNZシリーズ

管理人が買ったSSDの上位モデル。
1TBなら約16,000円、2TBでも約35,000円とコスパは良好。自分で使う分には「CSSD-M2B1TPG3VNF」でいいですが、人にすすめるなら断然こっち。5年保証つき。

ヒートシンク

①長尾製作所 SS-M2S-HS01

「ヒートシンクと言えば長尾製作所で間違いない」との声多数。PS5でM.2 SSDが解放されてから頻繁に在庫切れしていますし値段も上がっています。

いろいろ調べましたが特になんでも良さそう。見た目とか値段で決めてしまって問題ありません(サイズだけ要確認)。

ヒートシンク付

①Samsung 980 PRO

2021年10月に発売した新モデル。
1TBで20,000円、2TBで40,000円。タイムセール対象になっていることもあるので要チェック。

 

②Western Digital WD BLACK SN850

1TBで18,000円、2TBで41,000円ほど。
ヒートシンクが少し浮いている初期不良品が報告されているようなので、届いたらまず確認してください。

 

③Nextorage NEM-PA

ソニーのグループ会社Nextorageが発売したM.2 SSD。同グループ会社なら安心感は一番。ただめちゃくちゃ高い。1TBで30,000円、2TBで50,000円…。

M.2 SSD拡張は今すぐ必要ではない

現状まだまだGen4のM.2 SSDの値段が高すぎて手軽に導入できるわけではありません。コスト最優先にした管理人の組み合わせでも1TB約16,800円ですよ。ハードル高すぎ。

まずはM.2 SSD拡張以外の選択肢で様子見するのがおすすめ。
具体的には

  1. PSPlus「セーブデータお預かりサービス」を活用
  2. 外付けストレージを活用

の2点。

第一候補はPSPlus会員になること。

クリアしたりもう遊ぶことのないタイトルのセーブデータをオンラインストレージへ預け、本体から削除することで内蔵ストレージを節約。

12ヶ月利用権なら月々わずか429円(毎月払いなら850円/月)。

オンラインマルチや毎月フリープレイ作品として2~3作品配信されるのでPSユーザーなら入っていて損のないサービス。

次が外付けストレージ。M.2 SSDに比べて安く導入できます。

一点注意がPS4タイトルは外付けストレージからでも起動できますが、PS5タイトルは無理。一時避難と考えてください。
一旦退避し、再度遊びたくなったら本体SSDに移動するという方法です。

外付けSSDおすすめはこのあたり

両方1TBで約1万円。管理人がかかった費用と比べて約6,000円ほど安くなります。

外付けHDDならさらにお安い(ロード時間は長くなりますが)。

1TBで6,000円以下。ものによっては5,000円以下で購入可能です。

※価格は2021/10月現在です

まだ発売から約1年しか経っていないPS5。
PS5タイトルも徐々に増えてきたと言ってもそこまで多くないので、これらの方法を駆使しつつ対応M.2 SSDの値段が下がるのを待つのも悪くないと思いますよ。

レビューまとめ

  • 「CSSD-M2B1TPG3VNF」は普通に使える
  • ヒートシンクも問題なし
  • ロード時間比較も全て誤差の範囲
  • 管理人自分で使うなら5,000mb/sクラスだけど、他人に勧めるなら7,000mb/sクラス(今後のことを考えると少しだけ不安)
  • 今すぐ導入すべきか疑問(PSPlus会員や外付けストレージで様子見もあり)

長くなりましたがまとめるとこんな感じ。

今回買った「CSSD-M2B1TPG3VNF」は公称5,000mb/sでも現時点では普通に使えます。現時点でコスト最優先に考えるならこれ買っておけば間違いありません。

とはいえ今後何かのアップデートで使えなくなったり、ゴリゴリにPS5最適化されたタイトルではパフォーマンスに差が出る…かもしれませんね。可能性は低そうですが。

「M.2 SSD使ってみたいけど数万円もかけられない」という方にはぴったりの組み合わせだと思いますよ。

以上、PS5拡張M.2 SSD用に購入した「CFD販売 CSSD-M2B1TPG3VNF+MHQJRHヒートシンク」レビューでした。

※この両面ヒートシンクはなぜかAmazonの検索画面に出てきません。画像をタップすれば直接商品ページに行けるのでそちらを試してください

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