ニーアシリーズの最新作PS4『NieR Automata(ニーアオートマタ)』をプレイし、前作が気になったため本作もプレイしてみました。
先日Dエンドまでクリアしたので、感想を中心にレビューしていきます。
『NieR Replicant』評価
65/100
- すばらしい世界観&BGM
- 王道ストーリーに潜む様々な設定
- グラフィック、アクション、システム面は残念ポイント
プレイ時間:約32時間
一言感想
”10年前のタイトルで気になる点は多い。が、クリア後に虚無感が襲ってくるほど、とても切なく、そしてピュアな物語”
ニーアレプリカントDエンディングクリア!
一言で表すなら「虚無」。
もう一回ニーアオートマタやりたくなってくる…一人の為に、全てを滅す#NieRReplicant pic.twitter.com/7iFxBRD8OW
— ずぶ@ゲーム垢 (@zubugame) June 15, 2020
続編『NieR Automata』がかなり面白かったので本作『NieR Replicant』もプレイしてみたくなり購入しました。
そして全てクリアしてみて
「一人の為に、全てを滅ぼす」
このキャッチコピーの意味がわかり鳥肌ものです。
まず言いたいことは「すごく切なく、悲しい物語」。そして、同時に「すごくピュアな愛を描いた作品」でした。
ストーリーやキャラもさることながら、BGMがほんとに良い仕事しています。切なさや哀しさがより一層伝わってくるはず。
もう一点の魅力としては2週目以降「敵キャラ側の深堀り」がされていること。主人公が妹を大事にしているように、敵キャラにも大事なものがあることがわかります。
1周目では感じられない罪悪感が芽生えること間違いなしです(まあ3週目以降はまた特に何も感じなくなりますけどね)。
最近流行りのジャンプコミック『鬼滅の刃』のようなものでしょうか。こちらも鬼に感情移入させられている方も多いですよね。
簡単なあらすじとしては
”魔王にさらわれた妹を取り返すために奮闘する主人公とその仲間たち”
と、かなり王道なもの。
ただ、裏設定などがてんこ盛りのようです。というのもDエンドまでクリアした管理人でも全貌は半分も理解できていません。
同じ世界観のドラッグオンドラグーンシリーズをプレイ&別売りの設定集を読まないと全然理解できないとのことです。
※管理人は両方未履修
とても切なくて悲しい、誰も救われない物語なので正直なところ人を選びます。特にハッピーエンドを望む方は楽しめないと思います。
ですが、心に残るBGM・ストーリーであることは間違いありません。PS3の名作RPG、ぜひ一度プレイしていてください。
今から遊ぶには少しキツイかも…
普段からPS4などの最新機器で遊んでいるなら、今から遊ぶのは少しキツイかもしれません。
- グラフィックがPS3初期レベル
- 不親切なチュートリアルとUI
- アクションに爽快感無し
- カメラワークの悪さ
- お使いクエストが多く、走っている時間が長い
世界観・ストーリー・キャラ・BGMの融合は最高なんですが、これらのシステム周りが残念ポイント。
『NieR Automata』を先にプレイしている方ならなおさら感じるかもしれません。
管理人のようにファミコンからゲームしているなら全然許容範囲内ですが、快適なゲームプレイに慣れている若い世代は厳しそうです…。
PS4対応のバージョンアップ作品が登場予定
登場から10周年の2020年、本作のバージョンアップ作品『NieR Replicant ver.1.22474487139…』がPS4・XboxONE・Steamで発売されることが発表されました。
リマスター・リメイク・リブート作品ではなく、バージョンアップ作品。現時点では詳細は発表されていないので不明です。
どんな形であれ、PS4でもう一度ニーアシリーズがプレイできるのは今から楽しみ!
首を長くして待ちます!
※現時点で発売日未定
ニーアゲシュタルトとの違い
大きな違いは2点。
- レプリカント:兄妹の物語/PS3
- ゲシュタルト:父娘の物語/Xbox360
基本的なストーリーは同じですが、主人公とヨナの関係性が違います。
Wikipediaによると
当初、開発チームは現在の『レプリカント』にあたる青年版を『ニーア』として開発していたが、本作のプロデューサーである齊藤陽介(スクウェア・エニックス)から海外市場も見据えたいという意向が示されたため、日欧米スタッフを交えた議論を行った結果、青年版ではない現在の『ゲシュタルト』にあたる内容への変更が提案された。一方、ディレクターの横尾太郎らは青年版を制作したい意向が強く、最終的にはPS3日本版のみ兄妹版『レプリカント』に、それ以外は父娘版の『ゲシュタルト』にタイトルを分けることに決定
とのことです。
『NieR Replicant』概要
タイトル | NieR Replicant |
発売元 | SQUARE ENIX |
発売日 | 2010/4/22 |
フォーマット | PS3 |
ジャンル | アクションRPG |
CERO | D(17才以上対象) |
トロフィー機能 | 〇 |
スクショ機能 | × |
公式サイト | https://www.jp.square-enix.com/ |
遠い未来。滅びゆく世界。
死をもたらす黒き病。兄と妹。壊れし日常。消える命。
封印されし書物。轟魔の力。
呪われし存在「マモノ」犠牲。差別。抱擁。別離。破戒。記憶。
狂気。光。救済。崩壊。巨人。黒き力。翻弄される運命と、最後の代償。
レビューまとめ
- すばらしい世界観&BGM
- 王道ストーリーに潜む様々な設定
- グラフィック、アクション、システム面は残念ポイント
バージョンアップ版が発売する前に本作をプレイしておくと、違いが分かってより楽しめるのではないでしょうか。
以上、『NieR Replicant』Dエンドクリア後のレビューでした。
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