コンパイルハートの『竜星のヴァルニール』をトゥルーエンドまでクリアしました。
軽く下調べしたところ、魅力的な世界観や目新しいシステムが気になりプレイしてみました。
というわけで感想を中心に『竜星のヴァルニール』のレビューをしていきます。ちなみにコンパイルハート作品は初プレイです。
『竜星のヴァルニール』評価
57/100
- 置かれている状況も相まってダークな雰囲気
- 女性キャラが全員かわいい
- 世界観や設定は引き込まれる
- だが面白いかと言われれば微妙
- UIがとにかく使いにくい
プレイ時間:約17時間
一言感想
”全てにおいてあと一歩足りない印象。ストーリー・世界観だけみれば面白くなりそうなのがもったいない”
『竜星のヴァルニール』トゥルーエンド終了。
設定や世界観は引き込まれるのに「いろいろと足りない部分」が気になってしまう…。
特に一部UIがイマイチ&ゆっくり探索できないのが残念ポイント。#PS4share pic.twitter.com/p7RZGXkGov— ずぶ@ゲーム垢 (@zubugame) August 19, 2020
大まかな感想はポイントや一言感想の通りです。
”魔女・竜・人間”がいる世界で、三者間の関係や過去からのしがらみやこの世界の未来についてなど、もっと面白くなると思ったのに…。
残念…。
本作の事前情報での推しポイントである「3つの階層を意識した浮遊バトル」を駆使した戦闘システム。
ただし実際にプレイしてわかったんですが、空を飛ぶというよりか静止している感じですし、そもそも浮遊する理由が特にありません。
基本戦略なんてものは考えず、各キャラ別階層に分散し「魔法を全力ぶっぱなし」が一番効率が良く、物理スキルは全然と言っていいほど使いません。
敵味方とも階層の移動自体に制限がなく、自由に行き来できるの点でも浮遊バトルにした意味があまり感じられませんでした。
全階層に効果がある攻撃魔法があれば基本的に楽勝です。
細かな点ですが、戦闘中のあらゆるモーション・エフェクトがR2ボタンでスキップできるのは地味に有能。
あとパッシブスキルの組み合わせを考えるのはわりと楽しんでました(プリセットがいくつかあったら最高だったのに…)。
本作は女の子のキャラデザがかわいいので、その点を重要視している方なら好感度イベント等が各キャラにあるので楽しめる思いますよ。
ちなみに管理人はミネッサのキャラデザが好み。
主人公のゼフィもまじめ&誠実で憎めない良い奴ですし、たびたび聞ける心の声が面白いことも。
本作の魅力はなんといってもキャラクターでしょう!!
コンパイルハートは新規IPをどんどん出している姿勢は好感が持てます。機会があればデスエンドリクエストにも手を出していきたいところ。
マイナスポイント
プレイしていて感じたマイナスポイントは以下の通り
- UIが使いにくい
- 成長システムは面白いけど面倒
- ゆっくりレベル上げしにくい妹システム
- バリエーションが極端に少ない立ち絵
- 申し訳程度の3Dデザインイベント
<UIが使いにくい>
一番気になったのが因子解放、動きのバラバラ過ぎて目当ての場所までなかなかたどり着けないこともしばしば。
あとは装備画面中イチイチ一番上まで戻ったり、メニューの配置が悪かったり、ステータス確認できる場所が分かりづらかったりと、細かいところまで手の届いていない印象でした。
<成長システムが面倒>
敵を食らって能力強化できる捕食システムは個性的で面白い反面とにかく面倒。
雑魚敵は共有できず、各キャラごとに捕食する必要があったり、新加入メンバーは最初のダンジョンから捕食する必要があったり…。
管理人は戻る手間を考えてずっと初期メンバーで戦ってました。
<妹システム>
空腹が長く続けば狂気に侵され、いなくなってしまうせいでゆっくりレベル上げ・探索がしにくい仕様。
これも面倒なシステムだったので、レベル上げがあまり必要じゃない難易度EASYに変えてしまいました。
<バリエーションが少ない立ち絵>
基本1種類の立ち絵+数種類の表情のみ。
もうちょっと増やしても良かったんじゃないでしょうか?
<3Dデザインイベント>
申し訳程度の3Dデザインイベントがあります。
あまりにも中途半端だと感じたので、”全て無しにするorもうちょっと増やす”のどっちかでお願いします。
こんなところです。
あと、ダンジョン探索時にR1ボタンで飛行できるんですが、ちょっとした溝は「見えない壁」があって超えられません…。
ラポネットの固有アクションが「橋を架ける」なんですが、そこは魔女らしく飛んで渡ってください…。
『竜星のヴァルニール』概要
タイトル | 竜星のヴァルニール |
発売元 | コンパイルハート |
発売日 | 2018/10/11 |
フォーマット | PS4 |
ジャンル | 生きるために竜を喰らうRPG |
CERO | C(15才以上対象) |
公式サイト | https://www.compileheart.com/varnir/ |
巨大な竜骨がそそり立つ世界「ヴァーネリア」。
辺境の森で暮らす「魔女」は、
「竜」を生み出す呪われた存在として迫害されていた。魔女狩りの使命を帯びた騎士「ゼフィ」は、
所属する騎士団と森ではぐれ、巨大な竜に襲われて命を落としかける。
そんな彼を救ったのは、魔女である「ミネッサ」と「カリカロ」だった。竜の血を飲んだことで魔力に目覚めたゼフィは、
魔女と共に過酷な運命の渦に巻き込まれてゆく。世界を治める「奉皇庁」、魔女狩りの「鎮魂騎士団」、
竜伐のならず者集団「エビルレイヴン」、そして謎多き「獄炎の魔女」。さまざまな者たちの思惑が絡み合うこの世界で、
魔女の力を手にした少年と、宿命に抗う魔女たちの物語が幕を開ける。
レビューまとめ
- 置かれている状況も相まってダークな雰囲気
- 女性キャラが全員かわいい
- 世界観やストーリーは引き込まれる
- だが面白いかと言われれば微妙
- UIがとにかく使いにくい
「面白くなりそうな素材が揃っているのに、最後の仕上げで思っていたものと違う出来に仕上がっってしまった」
そんな印象がぬぐえませんでした。
とは言え全く面白くないかと言えばそうではなく、テンポの良さ・ボリューム感・キャラデザなどは管理人としては好感が持てました。
以上、『竜星のヴァルニール』トゥルーエンド後の感想でした。
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