SNS等の口コミでじわじわ人気が広がっているSF群像劇アドベンチャー『十三機兵防衛圏』。年末から始めてつい先日トロコンまで遊びました。
噂通りめちゃくちゃ面白かったです。
というわけでトロコンまで遊んだ感想をレビューしていきます。
『十三機兵防衛圏』評価
93/100
- 唯一無二のSFアドベンチャー
- ネタバレ厳禁のストーリー
- 魅力あふれる13人の主人公
- バトルパートはおまけ程度(会話やイベントは要チェック)
- ハマる人には神ゲー、つまらない人には全然つまらない両極端っぽい評価になりそう
プレイ時間:約30時間
一言感想
”13人分のストーリーが複雑に絡み合いながら謎が謎を呼ぶ傑作ADV。ただ1周じゃ全部を理解するのは不可能”
十三機兵防衛圏トロコン!
噂通りめちゃくちゃ面白かった。
自身の「記憶を消してもう一回遊びたいランキング」第1位に躍り出ました。#PS5Share #十三機兵防衛圏 pic.twitter.com/stb9ajLhUn— ずぶ@ゲーム垢 (@zubugame) January 9, 2021
SFというジャンルに疎い管理人でもめちゃくちゃ面白かったです。もっと早く遊んでおけばよかった…。
13人のストリーを交互or順番or順不同に進めていくため、複雑に絡まりあったり反転したり逆行したり…。
「ん?どういう事?」「そういうことか。じゃああれはどういうこと?」「なるほd…え!?」とごちゃごちゃになりましたね。
アドベンチャーパートは1つ1つのストーリーが短く細切れになっていて空いた時間に少しずつ進められます。
ただ謎を残したり続きが気になる終わり方が多いので「あと少し…あと1回だけ…」とヤメ時が見つからないことも…。
特に終盤~エピローグの読後感はかなりスッキリ爽快でしたね。なぜか感動的でもないエピローグで少しウルっと来てしまった…。
とまあ偉そうに言っておきながらも内容をすべて理解しているかと言われれば全然無理。6~7割ぐらいかな?もっと低いかも。特に時系列や人物間の具体的な関係などは微妙ですね。
一応ミステリーファイル・イベントアーカイブは用意されていますが、それだけじゃ理解できなさそうですし…。
積みゲーまみれの中もう1周するか、空いている時間に読める『十三機兵防衛圏 公式保存記録』を購入するか迷っています。
これです⇩
- 時系列順のキャラクターの行動記録
- 機兵・怪獣の詳細情報
- 「ミステリーファイル」および「イベントアーカイブ」の内容
- 各種関連ビジュアル
などを掲載していて完全網羅と呼べる内容らしい。
めちゃくちゃ分厚くて内容もかなり充実しているためか、3,850円と結構なお値段。満足できそうですけどね。
本作のお気に入りポイントが追走編のセリフ表示方法。
喋っているキャラの上に出てきて非常に見やすくてわかりやすい。
こういう文章を追うゲームでは”画面下部にセリフが出ていて文字を見てしまって、キャラに注目できない問題”が自分の中で起こっていたのでかなり革新的だなーと感じています。
しかも一文一文が短いため情報量が多く感じないのも◎。
推測ですが、ストーリーが難解で分かりにくい分一文一文をできるだけ短くして理解しやすいように工夫されているはず。シナリオ制作者はかなり苦労したんじゃないでしょうか。
あと機兵の起動。これもかっこいい。お気に入りの数人を貼っておきます。
と、ここまでかなり曖昧なレビューになってますがこれにはワケが…。
内容的に絶対にネタバレ厳禁なので、レビュー記事で書けることが無さすぎて困った結果なんですよね。たぶんどのブログでも同じようなことが書いているんじゃないですか?
一時期Twitterで十三機兵防衛圏についての感想ツイートが焼きそばパンばかりだったので「何言ってんだこの人たち」って思ってたけど今ならわかる。しょうがないんですよ。
PlayStation公式ブログで書かれている内容ですが
現在SNS上などでは「ネタバレ」に関して、プレイヤー間では自主的にとても繊細に扱われているように思われる。それはひとえに「あの驚きと感動を共有したいから」という想いが強くあるからだ。語りたいけれども、語れない。だからプレイをして、エンディングのあの景色を見てほしい。そして想いを共有したい。だからこそ、口コミで多くのユーザーを獲得してきたのだと、強く思う。
これなんですよね。
”プレイ中の疑問や謎、そしてエピローグ後のスッキリ感を何のネタバレを踏まずに味わってほしい”
という意味を込めてみんな焼きそばパン焼きそばパン言っていたんです。ほんとですよ。
というわけで、この記事にたどり着いたそこのあなた!
できれば詳しく調べたりレビュー見たりしないほうが楽しめますよ。気になるならブラウザバックしてPSストアやネットショップでポチリましょう!
マイナスポイント
プレイしていて感じた注意点は以下の通り
- バトルパートの完成度の低さ
- ストーリーが難解すぎる
- ノベルゲーが苦手な人は無理
ぐらいかなぁ。あまりマイナス部分を感じる間もなく最後まで突っ走った感覚です。
一番気になったのはバトルパートですね。もうちょっとクオリティアップ出来たんじゃ…と感じてしまいます。おそらく予算的・時間的に厳しかったんじゃないかと推測。
表示されている機兵&怪獣がインベーダーゲームっぽくてかなりチープ。
バトルパートがもうちょっと完成度が高ければGOTY獲得もあり得たんじゃないかと思うほどの作品だと思っちゃいますね。
『十三機兵防衛圏』概要
タイトル | 十三機兵防衛圏 |
発売元 | ATLAS |
開発元 | ヴァニラウェア |
発売日 | 2019/11/28 |
フォーマット | PS4 |
ジャンル | ドラマチックアドベンチャー |
CERO | C(15才以上対象) |
公式サイト | http://13sar.jp/ |
[終末への階段編]
運命に従うだけなら、明日には、消えてなくなってしまう世界。
絶望を振り払って、生きようとした。
過去と現在、そして未来。
あの日…あの時…現実になった…[真実への鍵編]
救いたい未来がある。救えなかった過去がある。
いま、運命に立ち向かう。
恐れるな、世界と戦え。
この戦いに敗北は許されない。複数の時代を舞台に13人の主人公が描くSF群像劇
レビューまとめ
- 唯一無二のSFアドベンチャー
- ネタバレ厳禁のストーリー
- 魅力あふれる13人の主人公
- バトルパートはおまけ程度(会話やイベントは要チェック)
- ハマる人には神ゲー、つまらない人には全然つまらない両極端っぽい評価になりそう
長々とレビュー記事書いてきましたが、とにかくちょっとでも気になっているならネタバレ踏む前にプレイしてしまうのがおすすめ。
以上『十三機兵防衛圏』トロコン後レビューでした。
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