前作がめちゃくちゃ面白かったので楽しみにしていた本作『ロストジャッジメント:裁かれざる記憶』。
発売日に購入し、先日本編クリア&ユースドラマクリアまで遊んだのでレビューしていきます。
前作のレビューはこちら⇩
『ロストジャッジメント』評価
82/100
- 木村拓哉が主人公のリーガルサスペンス続編
- いじめ問題を組み込んだシナリオは前作同様引き込まれる
- 龍が如く7の舞台だった横浜異人町へ
- 豊富なやり込み要素
- 前作のめんどくさい部分が上手く解消されている
- でもまだめんどくさく感じる部分はある
プレイ時間:約36時間
一言感想
”前作からパワーアップした部分は多く前作が楽しめたならぜひプレイして欲しい。しかし個人的にシナリオは前作の方が上に感じる”
まずシナリオ面は前作同様、続きが気になってしまって夢中で進めてしまうほど面白い!
繊細で扱うには勇気がいる「いじめ問題」を中心としてストーリーは進んでいきます。現実でもたびたびニュースで取り上げられるような身近な問題ですね。
特に物語の終わらせ方は賛否あるかも。
子を持つ親としての目線で考えてしまいますが、立場によっていろいろな意見があるかもしれません。
海藤の「お前らふたり、どっちが正しいのか答えなんてあんのか?」が最後まで頭から離れなかったですね。
残念なのが、そんなめちゃくちゃ面白かったストーリーも前作と比べると若干パワーダウンしている感じは否めません。
前作は八神の過去が上手い具合に絡み合って真実を暴いていくシナリオ、黒幕がわからない中二転三転していくドキドキハラハラな展開、序盤からエンディングまで全て繋がっていき、きれいに解決。お見事というしかありませんでした。
今作は黒幕が序盤からほぼほぼわかっている状態なので、「こいつは怪しいな…」的な楽しみはありません。
このへんが前作とは違った展開でこれがハマるかどうか、ですね。
とはいえ、続編のシナリオが前作と同じような展開にするのも違うし…。というわけで2作目って難しいですよね…。
そんな難しい中でもキッチリ面白いストーリーに仕上がっています。それはまたお見事と言ってもいいかもしれません。
かなり細かな描写・伏線が散りばめられていたり、丁寧に作られているなーという印象です。
管理人評価が前作よりもダウンしている大きな理由としてはやっぱりシナリオ部分。
龍が如くスタジオの魅力ってはっきり言ってシナリオですよね?
いくら他要素が快適になっても、そこが前作よりもパワーダウンしていると感じたら前作以上の評価にはできなかったです…。
でも勘違いしないでください!めちゃくちゃ面白いのは間違いないですから!
あとユースドラマも面白かった。結構ボリュームがあって、実質2本分遊んだ感覚ですね。
ユースドラマは「とある事件を追うために部活・コミュニティに潜入する」といった内容のサブストーリー。
公式サイトの引用ですが
伊勢佐木異人町の高校生の間で囁かれる都市伝説「プロフェッサー」に関する噂を聞く。
プロフェッサーは、願いを書き込むと叶えてくれるという《裏サイト》を運営し、仄暗い願望を持った生徒達を次々と非行に巻き込んでいるという謎の存在で、「非行の総合コンサルタント」とも呼ばれているらしい。
そんな都市伝説の真相を解明すべく、八神はプロフェッサーにそそのかされた「非行生徒」がいると噂される様々なコミュニティに潜入していくことになる。
ダンス部・ロボット部などの部活、ボクシングジム・暴走族などのコミュニティに潜入します。
進めていくほどに徐々に核心に迫っていく展開、高校生の若き悩みを解決していく八神など見どころ満載(ミニゲームは面倒でしたが…)。
キムタクが潜入していろいろな格好・ミニゲームをしていると考えると笑えてきます(途中から慣れてしまいますが、それはそれで面白い)。
サイドケースはほとんど遊んでいません(時間が無くて断念)。龍が如くスタジオのことなのでパロディ満載で楽しめるはず!
サイドケースは重めの本編の息抜きとして優秀ですね。
時間が出来たらサイドケース全制覇まで遊びたいと思ってます。
いつでもタクシーが呼べて便利、移動がスケボーで早くなった、アクション面は新スタイルの「流」が有能、鍵開けが少なくなって快適、探偵ガジェットが増えてより探偵らしくetc
なども進化ポイント。
他のブログ&メディア記事&Amazonなどのレビューで腐るほど書かれているのでここでは長くなるので割愛します。
というわけで長々と書いてきました。
まず前提としてめちゃくちゃ面白いのは間違いないです。ただストーリー面だけ見て前作と比べると、個人的に前作の方が好き。
そんな細かなことより、高校という舞台で八神(キムタク)を動かせるのは単純にそれだけで面白いですよ。そんなゲーム他にないですからね。
前作を遊んだほうがより楽しめると思います。
PS4版、PS5版ともに新価格版として1,980円で発売中でなので、まずはこちらから遊んでみてください。
前作のレビューはこちら⇩
遊んでいて感じたマイナスポイント
ここがイマイチだなーと感じたポイントは
- 新調査アクションのスティール、アスレチックが全然面白くない
- 物語の終わらせ方は賛否両論かも
- 八神の主張もわかるが…
- 学校内でもファストトラベル使いたい&タクシー呼びたい
- ユースドラマのミニゲームが面倒
- 走るアクションはR2だけでよい
- スケボー使用開始の×ボタン長押しがストレス
- アクションは前作同様イマイチ好きじゃない
- トロコン難易度はかなり高め
多い!
細かな残念ポイントはどんなゲームにもあって当然。しかし目を瞑れる程度のマイナスポイントは基本ブログには書かないスタイルなんです。
なんですが、本作は目を瞑れないポイント多すぎ!
「ストーリが面白くなかったら」と考えたらゾッとしますね!
『ロストジャッジメント』概要
タイトル | ロストジャッジメント :裁かれざる記憶 |
発売元 | SEGA |
発売日 | 2021/9/24 |
フォーマット | PS5 PS4 Xbox Series X|S Xbox One |
ジャンル | リーガルサスペンスアクション |
CERO | D(17才以上対象) |
公式サイト | https://judgment.sega.com/ |
青々と晴れ渡る横浜、伊勢佐木異人町の空にもうもうと立ち上る赤い煙。
消防車のけたたましいサイレンの中、消防士たちによって発見されたのはウジが湧き、ぐずぐずに腐り切った若い男性の他殺体。
……それがすべての幕開けだった。
レビューまとめ
- 木村拓哉が主人公のリーガルサスペンス続編
- いじめ問題を組み込んだシナリオは前作同様引き込まれる
- 豊富なやり込み要素
- 前作のめんどくさい部分が上手く解消されている
- でもまだまだめんどくさく感じる部分は多い
前作の方が好きとは言えストーリーは秀逸。続編が出たら発売日から絶対遊びたい!
前作が楽しめた人なら絶対に本作も面白いはずです。
ゲームとしての題材にしておくにはもったいないぐらいなので映画化してほしいですね。いろんな人に見てほしい。
以上、PS5『ロストジャッジメント:裁かれざる記憶』本編&ユースドラマクリア後レビューでした。
前作のレビューはこちら⇩
コメント