先日零の軌跡をようやくクリアしました。というわけで簡単にレビューしていきます。
『英雄伝説 零の軌跡:改』評価
77/100
- 軌跡シリーズ「クロスベル編」の前半
- 単品としてもストーリーは秀逸
- イベント&フィールド2倍速、戦闘4倍速の「高速スキップモード」搭載でかなり快適
- 空の軌跡シリーズを遊んでいればさらに楽しめる
- 元がPSPタイトルなので古臭い
- カメラ固定が不便(空シリーズはできていたのに…)
プレイ時間:約42時間
一言感想
”クロスベル編前半としても、単品としてもシナリオがかなり面白い。シリアス&現代寄りの世界観は最高!”
空の軌跡3部作(FC、SC、3rd)から続いてクロスベル編スタート。いやーめちゃくちゃ面白い。すっかり軌跡シリーズのファン。
この世界観・空気感はなかなかほかの作品では味わえませんね。最高。
零の軌跡だけではクロスベル編が完結していないので、碧の軌跡と合わせてひとつの物語と考えれば良さそう。「空の軌跡FC」みたいな感じで早く続きが遊びたい(できれば年内に…)。
とはいえ、零単品で考えてもストーリーは秀逸。
- 導入からクリアまで一本筋の通ったシナリオ
- ロイドを始め特務支援課4人の成長物語
- 無駄と思われることも伏線になっていく感じ
- ほどよく謎が残されていて続きが気になる
- 空シリーズプレイ者ならお涙頂戴的演出あり(主にエステル・ヨシュア関連)
などなど。
空3部作はファンタジー感がありますが、零は車や動力ネットなどが登場し現代寄りになっているのも違いがあって面白い。
現代チックになったこともプラスに作用し、物語がテンポ良く進んでいくのが気持ちいい。面白い小説を読んでいるように頭にスルスルっと入ってくる感覚になります。
あと空シリーズに続いて主要キャラ4人+脇を固めるキャラ達が魅力的なのも◎。みんな良いやつ。最高。
特務支援課4人の出会った当初のギクシャクした感じも、徐々に打ち解けていく感じも良い。
若者みんなで話し合ったり協力して立ち向かって行くのは見ていて「素敵やん…」って思っちゃいますね。終盤になるころには“めちゃくちゃ良いチーム”になっています。
そして、個々人の背景や生い立ちなどはできるだけ丁寧&繊細にシナリオに組み込みつつ、でも謎な部分は残して続きが気になるシナリオはバランス感覚が最高。
早く碧の軌跡も遊びたい!!
管理人推しポイントはイラストレーターのエナミカツミさんが描くキャラデザ。まじでカッコいい&かわいい。最高。
黎の軌跡でも担当されているので今からそっちの面でも楽しみです。
本作ではイベントシーン・フィールド移動が2倍速、戦闘が4倍速になる「高速スキップ機能」と戦闘時の演出をカットできる「演出スキップ機能」を搭載。
4K+60fps、さらに高音質化されていることもあって、不快な部分も無くテンポ良くサクサク進めて快適です。
ただ、快適すぎて逆に「100時間プレイ」のトロフィーが取りにくくなったようです…。まあプレイ時間の引継ぎがあるようなので2週目3週目を楽しむことにしましょう。
一点気になるのは
「軌跡シリーズは空の軌跡から始める必要があるのかどうか」
ではないでしょうか。
もちろん空の軌跡から順番に遊ぶことで、世界観やキャラクターの背景を知ることができるので一番良いと思います。が、PSVITA・PS3・PSPと対象機種のハードルが高いのが難点…。
まずは現行機(PS5)で遊べる本作から始めるのも悪くないと思います。舞台がクロスベルに、そして主人公も変わっているので違和感なく楽しめるはず。
本作は「PS Plus」のエクストラプラン以上で遊び放題対象(2022年9月時点)。
遊び始めるハードルが下がっているのでぜひ始めてほしい!めちゃくちゃ面白いから!(エクストラプランは零・碧・閃1~4・創が対象)。
⇧ストアチケットはリンク先で金額変更可能(1,100~15,000円)
マイナスポイント
気になったポイントとしては
- カメラ固定
- 時限トロフィーが多くてトロコンが面倒
- 空シリーズプレイ前提のくだりがある
こんな感じですかね。
一番気になったのがカメラ固定。空シリーズではできたのに…。宝箱とか敵の位置を確認するのに不便すぎる…。
碧も同じ仕様なんでしょうね…。残念。
スポンサーリンク
『英雄伝説 零の軌跡:改』概要
タイトル | 英雄伝説 零の軌跡:改 |
原作 | ファルコム |
移植開発元 | スタジオアートディンク |
発売日 | 2020/4/23 |
フォーマット | PS4 |
ジャンル | ストーリーRPG |
CERO | B(12才以上対象) |
公式サイト | https://www.falcom.co.jp/zeroao/ |
ゼムリア大陸西部、クロスベル自治州ー
かつて帝国と共和国の狭間で熾烈な領土争いが繰り広げられたこの地は、現在では大陸有数の貿易・金融都市として発展を遂げ、繁栄を謳歌していた。
一方、帝国と共和国による圧力も目に見えぬ形で高まっており、両大国の意向を受けた議員・役人たちが醜い政争と汚職を繰り広げる中、裏社会ではマフィアや外国の犯罪組織が台頭し、抗争を始めようとしていた。
そんな中、市民の信頼を失ったクロスベル警察に4人の若者が集められた。
新米捜査官、ロイド・バニングス。
クロスベル市長の孫娘、エリィ・マクダエル。
若き≪魔道杖≫の使い手、ティオ・プラトー。
女たらしの元警備隊員、ランディ・オルランド。およそ規格外な彼らは「特務支援課」という新部署に配属され、厳しい現実に直面しながらも、力を合わせて立ち向かって行こうとする。
ーこれは≪壁≫を乗り越えようとする若者たちと、大都市の光と闇に生きる人々の生き様を描いた物語である。
スポンサーリンク
レビューまとめ
- 軌跡シリーズ「クロスベル編」の前半
- 単品としてもストーリーは秀逸
- 高速スキップモードでイベント&フィールド2倍速、戦闘4倍速でかなり快適
- 空の軌跡シリーズを遊んでいれば、より楽しめる
- 元がPSPタイトルなので古臭い
- カメラ固定が不便(空シリーズはできていたのに…)
めちゃくちゃ面白かった!
年内に碧の軌跡も遊ぶ予定。早く遊びたいぜ(新作&積みゲーが多すぎて順番待ち)。
もうすぐ最新作「黎の軌跡2」が出ちゃうんですよね…。軌跡シリーズ1~2年間隔で次々出るからなかなか追いつけない…。
以上、PS4『英雄伝説 零の軌跡:改』クリア後レビューでした。
⇧ストアチケットはリンク先で金額変更可能(1,100~15,000円)
コメント