オーディオテクニカ ATH-GL3
- 約230gの軽さは魅力
- コードが服で擦れてもノイズが少ない
- 音質は値段以上に感じる
- 側圧はガバガバ(頭囲58cm)
- 頭の大きな人でも安心の調整幅
- イヤーパッドは浅い
⇨PS5 Dualsense直差し
今回レビューする「ATH-GL3」は2021年10月22日発売、密閉型の有線接続ヘッドセット。同日に開放型ヘッドセット「ATH-GDL3」も発売しています。
ゲーマー用ヘッドセット向けに、音の細部まで高解像度に再現する大口径の新設計φ45mmドライバーを採用しており、音質・定位感に優れているのが特長。
カラーバリエーションはブラックとホワイトの2種類。
◎ 軽いヘッドセットは正義
このヘッドセットの売りは何と言っても230gという軽さ。
いくつかヘッドセットを買いましたが、やはりヘッドセットにおいては軽いのが正義ですね。長時間遊んでいても全然疲れません。
しかも側圧がガバガバかってくらい弱いのでメガネゲーマーでも安心。締め付け感が無くて快適です。
◎ コードが服で擦れてもノイズが少ない
管理人が有線ヘッドセットを選ぶうえで割と重視しているのがこれ。首・体を少し動かすだけでザーザー聞こえたら不快でしかないですからね。
「ATH-GL3」のコード(右)は他ヘッドセットに比べると太くて頑丈そうな気がする…。そのおかげかコード部分が擦れてもノイズは少なめ。
ただ長さが1.2mしかなく、他と比べるとかなり短いのはマイナスポイントですけどね。
○ 音質は値段以上に感じる(低音重視ではない)
他ゲーム用途のヘッドセットに比べると低音重視ではありません。どちらかというと高音の方が強めに聴こえる調整だと思います。
なので、重低音がズンズン響く音が好きな人には少し物足りなく感じるかも。個人的には長時間遊んでも疲れないのでこういう調整の方が好きですね。
ただ、低音が聴こえないかと言うとそうではなく低音・中音・高音どれも潰れることも籠ることもなくクリア。
安いヘッドセットを使っている人が「ATH-GL3」に変えると“今まで聴こえなかった音まで聴こえてくる…”となる人も多そうです。
総じて普通に遊ぶソロプレイ・VCでの協力プレイ・ゲーム配信での使用においては、十分“良い音である”と言ってもいいと思います。
開放型「ATH-GDL3」ではありますが、測定ソフトを使った詳細データ・出力テストをしている他サイトの記事はこちら⇩

管理人は読んだところでさっぱりですが参考してください。
ちなみに定位性はかなり優秀だなーと感じます。
アストロプレイルーム、スパイダーマンで試すとしっかりといろいろな音の位置が把握できますし、APEXでは味方の声・銃声・足音などの位置は伝わってきます。
ただ管理人はバトロワ系シューターはほとんど遊ばないので、そちらの意見は参考程度にしてください。
○ 側圧はかなり緩め、締め付け感ほぼゼロ
頭囲が約58cmの管理人だと、かなり緩めでゆったりで締め付け感はほぼゼロ。ふわっと覆いかぶさるような着け心地です。
これだけ側圧が弱いとメガネのツル部分も全然痛くなりません。
ちなみに高さ調節は最大から両サイド3~4つ下げたところぐらいがちょうど良い装着感。
個人的にはもう少し側圧があってしっかり装着している感がある方が好み。メガネのツルが痛くならないのは前提ですけどね。
嫁(頭囲約55cmぐらい)曰く「側圧はほぼない、今までで最弱」とのことです。女性で側圧強めが良い方は注意が必要そうです。
○ 調整幅にかなり余裕がある
頭が大きい人でも安心できるぐらい調整幅に余裕があります。
調整幅は27cm~最長で34cm(イヤーパッドの付け根間の距離)。
手持ちのヘッドセットを測ってみました⇩
左上「Logicool G PRO X 」:20~29cm
右上「JBL QUANTUM 400」:26~31cm
右下「ATH-GL3」:27~34cm
左下「EPOS H3」:24~30cm
他にもいくつか測りましたが、ほとんどが約25~30cmぐらいですね。
「ATH-GL3」は余裕を持って調整ができるのがわかります。頭の大きい人でもそれなりに対応できそうです。
○ パッケージがかっこいい
パッケージがかっこいいよね。
公式HPいわく
海外から見た日本を描写した、保管したくなるパッケージデザイン
オーストラリア在住の日本人アーティスト、ヨシダ・ケンタロウ氏による海外から見た日本のイメージを描写したこだわりのパッケージ。開封した後も、鑑賞用に保管したくなる独創的なデザインです。
とのことです。
和風デザインの海外の一部ゲーマー受けが良さそうなデザイン。同時発売の開放型ヘッドセットのパッケージもかっこいいです。
○ マイクは特筆すべき点はない
特別良くも無ければ悪くもありません。
VCは普通に聞き取れますし配信時も問題なし。
音が濁ったり籠ったりすることもノイズが入ることもありません。マイク音質にもこだわっている人以外は必要十分だと思います。
少なくとも純正「PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット」よりは断然いいです。
× イヤーパッドが浅い
イヤーパッド部分が他ヘッドセットに比べるとかなり浅め。耳がほんの少し大きい管理人でも軽く当たっている(触れている)感覚があります。
「マイナスポイントか?」と言われるとそこまで大層な問題ではない。
他ヘッドセットから交換した使い始めだけ少し違和感があるだけで、使っているうちにすぐ気にならなくなりました。
気になるマイナスポイントはこれぐらいでね。定価11,880円とヘッドセットでは安くないですが満足度は非常に高い商品です。
外観&スペック情報
外観画像
紙でできていてとてもエコ
外国人が好きそうなパッケージ
シンプルで良き
左側にコード類、ボリューム調節、ミュートオンオフがある
かなり長くまで調整可能
調節メモリは裏側。見にくいから表側にしてほしかった
肌触りの良いヘッドパッド。取り外して水洗いが可能
マイクは着脱可能
可もなく不可もなくなマイク音質
漢字を模したデザインをびっしりと両サイドに。外国人が好きそう
シンプルでカッコよくて管理人は好みのデザイン
イヤーパッド内部の大きさ比較
イヤーパッド内部の大きさは縦6.7cm×横5.0cm。ヘッドセットでは標準的な大きさですね(少し浅めですが)。特別大きくない限りすっぽりと収まりそうです。
ちなみに他ヘッドセットのイヤーパッド内部の大きさは以下の通り⇩
商品 | 縦(cm) | 横(cm) |
---|---|---|
PULSE 3Dワイヤレス | 5.7 | 4.6 |
EPOS H3 | 6.5 | 3.7 |
HyperX Cloud II | 6.7 | 4.0 |
audio-technica ATH-GL3 | 6.7 | 5.0 |
JBL QUANTUM 400 | 5.7 | 4.5 |
TURTLE BEACH ELITE Atlas | 5.2 | 4.5 |
ロジクール G Pro X | 6.8 | 3.8 |
ロジクール G433 | 7.2 | 5.3 |
SteelSeries Arctis 5 | 6.3 | 5.0 |
Corsair HS50 | 6.8 | 5.2 |
参考にしてください。
※管理人計測のため細かな誤差はご容赦ください
スペック
オーディオテクニカ ATH-GL3 | |
---|---|
重量 | 約237g ※ケーブル・マイク含む |
ドライバー | φ45mm |
出力音圧レベル | 98dB/mW |
再生周波数帯域 | 10~35,000Hz |
接続方法 | 有線 |
商品ページ | https://www.audio-technica.co.jp/ |
ヘッドホンおよびマイクロホンメーカーである日本生まれのオーディオテクニカ。その伝統的なヘッドホンの音響テクノロジーと、プロの現場の声に応えるマイク品質を2つの新たなゲーミングヘッドセットに継承しました。密閉型のゲーミングヘッドセット ATH-GL3 は、「大地の力」をイメージしたデザインで、ゲームや音楽、通話のすべての瞬間を聴き取り、細やかなニュアンスまで捉えた臨場感のある音体験ができます。
レビューまとめ
- 約230gの軽さは魅力
- コードが服で擦れてもノイズが少ない
- 音質は値段以上に感じる
- 側圧はガバガバ(頭囲58cm)
- 頭の大きな人でも安心の調整幅
- イヤーパッドは浅い
オーディオテクニカの密閉型有線ヘッドセット「ATH-GL3」を紹介しました。
「軽い!音がいい!締め付けが無い!」と悪い部分があまり見当たりません。PS5で使う有線ヘッドセットをお探しの方にはかなりおすすめのヘッドセットです。
個人的にはイヤーパッドがもう少し厚くてフカフカなら完璧でした。
以上、オーディオテクニカ密閉型有線ヘッドセット「ATH-GL3」のPS5使用レビューでした。
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