JBL QUANTUM 100
- JBLゲーミングヘッドセットのエントリーモデル
- 実売4,000円以下でかなり安い
- 音の質、定位性全く問題なく普通に使える
- 重量約220gでヘッドセットでは軽い部類
- 側圧は強くもなく弱くも無くちょうどいい
- 全体的に安っぽくて高級感は皆無
- 着け心地はよくはない(イヤーパッドがいまいち)
- 有線が取り外せないのが残念
- 頭の大きい人には窮屈かも
⇨PS5 Dualsense直差し
今回レビューするのは『JBL』が開発したゲーミングヘッドセットQuantumシリーズのエントリーモデル「QUANTUM 100」。
高品質なオーディオ機器メーカーが、独自テクノロジーを駆使して作ったヘッドセットということで注目しているゲーマーも多いのではないでしょうか。
QUANTUM 100は
- 4,000円以下とかなりお安い
- 220gと軽量
- 特に不満なく使える
とコスパ的にも良好。「できるだけ低予算で普通に使う分には支障がないヘッドセット」を探している方には有力な候補の一つです。
ただしあくまでも「4,000円以下ならコスパの良いヘッドセット」だと思った方がいいですね。
実売価格4,000円以下でとにかく安い
一番の魅力は何と言っても安さ。
定価は4,268円ですが、Amazon等の実売価格は4,000円を切るところがほとんど(2022/1/27現在)。めちゃくちゃ安いです。
音も定位性も普通にゲームする分には悪くないので、作りや素材が安っぽいのが気にならなければコスパ的には良好だと思います。
同価格帯であれば
- HyperX Cloud Stinger Core
- Corsair HS50 Pro STEREO
- TURTLE BEACH RECON 70P
あたりも候補に入りそうです。
値段を考慮すると悪くはないが期待しすぎはダメ
ゲーミングのために専用開発した音響技術「JBL QuantumSOUND Signature」により、リアルな没入感と正確な音の位置情報を実現している、とのこと。
高品質な音響メーカーJBLが本気で作ったヘッドセット、なだけあって4,000円以下とは思えない迫力があります。
音の傾向としては、低音がやや弱めのフラット傾向。他のヘッドセットと比較すると全体的に少しだけ籠っている印象ですが、実際に遊び始めると気にならないレベル。
40mmのダイナミックドライバーを搭載し、音量が大きくしても割れることなく問題なく聞こえます(耳を傷めるので音量は要注意)。
定位性についても問題なし。左右・前後ともに普通に感じ取れますし、通常のゲームプレイでは問題なく遊べるヘッドセットかと思います。
220gで軽量だが着け心地は良くはない
220gと軽量なのはヘッドセットとしては高評価…なのですが、それ以上に着け心地が良くないのが残念。
一番の原因は安っぽい合皮のイヤーパッド。メモリーフォーム素材を使用している、とアピールしていますが特にその恩恵は感じられません。
- 触り心地が全然良くない
- フカフカじゃない
- イヤーカップが浅くて耳が内部に触れてしまう
他ブログやレビューにある「軽くて長時間遊んでも苦にならない」という言葉は疑問。少なくとも管理人は着け心地が良くない&蒸れて仕方がないため長時間は遊べませんでした。
いやまあ4,000円以下で買える安いものに「安っぽい」って言うのは適切ではないかもしれませんが…。
何時間も連続で遊ぶ方は上位モデル、少なくともQuantum 400を買った方が着け心地は快適に遊べて幸せになれるはず(少し重くなりますが…)。
側圧は普通~やや強め
側圧は個人的には普通~やや強め(頭囲約58cm)。
- Turtle Beach Stealth 600 Gen2:8.5
- DROP+ PC38X:7.5
- PULSE3D:7
- JBL QUANTUM 100:6.5
- EPOS H3:5
- Logicool G433BK:4.5
- HyperX Cloud Alpha:3
- ATH-GL3:0
個人的にはこんな感じ。そこまで強くもなく、かといって弱くもないちょうどいい強さだと思います。
耳をすっぽり覆うタイプで密閉感はわりと感じます。周りの音はそこそこ遮断できるのでゲームの世界に没頭できそうです。
イヤーパッド含めて全体的に安っぽい
一番気になるのが”安っぽさ”。
安いヘッドセットは安いプラスチックを多用するため、全体的にチープな感じになってしまいます(その分軽くなるメリットはある)。
イヤーパッドも見るからに安物の合皮。全然着け心地が良くないのも納得してしまいます。
コードが取り外し不可
有線接続は取り外し不可。どんな時も付けっぱなしですし、もし断線した場合は本体ごと買い替えになってしまいます。
ちなみにQUANTUM 400より上位のモデルは全て取り外し可能です。
あと一点買う前に確認してほしいのがコードの短さ。実測で1.2mほどと結構短めなのでパソコンで利用されるときは配置によっては難しくなるかもしれません。
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外観&スペック情報
外観画像
ド派手な箱です
シンプルなデザインで好印象
100ではサイドにあるJBLの文字は光りません
一般的なヘッドセット同様、左側にコード・着脱式マイク・ボリューム調節ダイヤル・マイクミュートボタンがあります
6目盛り・12段階で調整可能
頭の大きい人にはもしかしたら合わない…かも
イヤーパッドはメモリーフォームイヤークッション採用していて長時間のゲームにも快適に過ごせるよう設計されている、とのこと
厚くはないので耳が内部に触れます
ヘッドバンド部分は可もなく不可もなく普通です
気持ち程度のクッション素材
マイクはスポンジ付き
シンプルでどんな人でも使いやすいデザインです
スペック情報
JBL QUANTUM 100 | |
---|---|
重量 | 約220g ※ケーブル・マイク含む |
再生周波数帯域 | 20~20,000Hz |
感度 | 96db |
インピーダンス | 32Ω |
接続方法 | 3.5mm |
商品ページ | https://jp.jbl.com/QUANTUM100 |
仕様書(PDF) | https://jp.jbl.com/ |
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JBL QUANTUMシリーズとの比較
JBL QUANTUMシリーズをいくつか購入したので簡単に比較していきます。
購入したのは
- JBL QUANTUM 100
- JBL QUANTUM 400
- JBL QUANTUM 600
の3つ。800・ONEも機会があれば購入したいと思います(めちゃくちゃ高いんで機会があれば…)。
【結論】コスパは良いが400以上の方が幸せになれる
管理人が3モデルを比較して出した結論としては以下の通り⇩
- できるだけ予算を抑えたいなら100は魅力的
- でも個人的には400以上を買った方が長期的に見て幸せになれる
です。
安さを求めて100を買っても十分満足いくヘッドセットだと思います。
管理人が今から3つのうちどれを買うかといえば間違いなく400。400はどちらかというとPCユーザー向けな印象ですが、100よりも着け心地の快適さが全然違います。
無線派の人は600でもいいですが、性能面では400とあまり変わらない印象です。
スペック比較
外観比較
フカフカ度・厚さ・触り心地すべてで
600>400>100
です。高くなればなるほど着け心地は良くなります。
ヘッドバンドも同様、数字が大きくなればなるほど作りが良くなります。
100のみ有線部分は取り外し不可になっています。マイクは着脱可能。
400・600はマイクは跳ね上げ式です。
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レビューまとめ
- JBLゲーミングヘッドセットのエントリーモデル
- 実売4,000円以下でかなり安い
- 音の質、定位性全く問題なく普通に使える
- 重量約220gでヘッドセットでは軽い部類
- 側圧は強くもなく弱くも無くちょうどいい
- 全体的に安っぽくて高級感は皆無
- 着け心地はよくはない(イヤーパッドがいまいち)
- 有線が取り外せないのが残念
JBLのゲーミングヘッドセットシリーズQUANTUMから、エントリーシリーズの100を紹介しました。
気になる点はいくつかあるものの、4,000円以下で買えるなら満足いくはず。軽いですし音質も悪くない良コスパヘッドセットです。
ただ上位モデルと比較した結果、管理人が一つだけ選ぶとしたらQUANTUM 400を選びます。100は安っぽさ&着け心地の悪さがキツイ…。
Amazon価格で3,000円ほど高くなりますが、数年使うことを考えると間違いなく幸せになれますね。
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