SteelSeries Arctis 3
- スピーカードライバーは「Arctis1/5/7」と同じ
- 約295gで標準的な重さ
- 密閉型の有線(3.5mm)接続ヘッドセット
- 実売価格約6,000円なら良コスパ
- たまに「Arctis 1」よりも安くなるので狙い目
⇨PS5 Dualsense直差し
今回レビューするのは『SteelSeries』の有線ヘッドセット「Arctis 3」。北欧デンマークに拠点を置くゲーミングデバイス専用ブランドです。
以前下位モデル「Arctis 1」のレビューをしました。
この記事でも言っていますが、だいたいの人は「Arctis 1」で十分です。
1・3・5・7で同じスピーカードライバーを採用していて音質はほとんど同じ。形状や機能しか違いはありません。
ただ、Amazonで「Arctis 3」が「Arctis 1」よりも値段が下がることが…。少し重くなりますけどサスペンションベルト・マイク格納・イヤーカップなど「Arctis 1」に比べて機能面が良くなります。
この記事では「Arctis 1」との比較を中心に進めていきます。記事下部に各グレードの比較も用意しています。参考にしてください(ここから移動⇩)。
値段の割に音は良い
条件付きでこの評価。たまにAmazonで6,000円以下になるので、その時の値段ならかなりコスパは良くなります。
「Arctis 1」と同じ。コピペしておきます。
- 低音が出すぎず高音も刺さるような感じはしない
- あくまでフラット気味だが中音(人の声)があまり出ていない&少しこもり気味なのが気になる
- 定位性はイマイチ。カメラをゆっくり回したときの音の移動がスムーズではない。後ろ側がどうも苦手っぽい。
試したタイトル⇨『Kena: Bridge of Spirits』
定位性に関しては、EPOS「H3」、純正ヘッドセット、DROP+「PC38X」では問題ないので「Arctis 3」の性能不足ですね。
Arctis Primeとの比較
Primeと聴き比べると、一つ一つの音のくっきり度あきらかに違います。
Arctis3は全体的に寂しいというかなんというか情報量に乏しい感じがする…。あと音の滑らかさ?も劣ってます。
専門的なことはちゃんと言えなくて申し訳ないですが、確実にPrimeの方が「良い音」。
やっぱり良い音が良くて、値段が2倍ほど&重量は347gとそこそこ重いことを許せるならそっちもおすすめ。
装着感は良いが「Arctis 1」より重くなる
「Arctis 1」に比べると
- ヘッドバンド
- イヤーカップ
がレベルアップしていて装着感については完全に「Arctis 3」に軍配が上がります。
その分重さが約295gと「Arctis 1」に比べて約35gほど重くなってしまいます。ヘッドセットでは標準的な重さですが人によっては長時間はしんどくなる人も多そう。
イヤーパッドは合皮じゃなく布素材で蒸れにくくなってます。柔らかい触感は変わりませんが「Arctis 1」よりもっちりとしていて着け心地は良好。
マットレスで有名なエアウィーブ製とのこと。
自分でのジャストサイズに合わせられるサスペンションベルト。頭頂部も圧力が分散して装着感は良き。
側圧はやや弱め
「Arctis 1」とほとんど変わらない強さです。他のヘッドセットとの比較は
- DROP+ PC38X:7.5
- PULSE3D:7
- EPOS H3:5
- Logicool G433BK:4.5
- HyperX Cloud Alpha:3
- SteelSeries Arctis3:2
- ATH-GL3:0
個人的にはこんな感じです。
定価なら高く感じる
音質・マイク・質感、どれをとっても8,370円という定価なら高く感じます。6,000円を切った時ならコスパは◎。
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外観&スペック
付属品は本体、マイク、3.5mmコード、デュアル3.5mm延長ケーブル、説明書など
全体的に無駄にごちゃごちゃしていないシンプルなデザイン
個人的には光るより好印象
一般的なヘッドセット同様、左側にコード接続・マイク・ボリューム調節ダイヤル・マイクミュートボタン
マイクはイヤーカップ内部に格納できる
右側はロゴがあるのみ
イヤーパッドはマットレスで有名なエアウィーブ製
ふかふか&もちもちした感触
メガネゲーマーでも大丈夫
珍しいサスペンションベルトタイプ。ジャストサイズに調整可能だがちょっとめんどくさい
マイクは双方向
ノイズキャンセリング付きだが前方方向の環境音も拾ってしまいがちなので注意
SteelSeriesのヘッドホンはシンプルで良き
スペック
SteelSeries Arctis3 | |
---|---|
重量 | 約295g ※ケーブル・マイク含む |
再生周波数帯域 | 20~22,000Hz |
感度 | 98db |
インピーダンス | 32Ω |
接続方法 | 有線(3.5mm) |
商品ページ | https://jp.steelseries.com/ |
仕様書(PDF) | https://downloads.steelseriescdn.com/ |
Arctisシリーズ(有線モデル)との比較
SteelSeries Arctisシリーズの有線モデルをいくつか購入したので比較していきます。
購入したのは以下の4つ
- SteelSeries Arctis 1
- SteelSeries Arctis 3
- SteelSeries Arctis 5
- SteelSeries Arctis Prime
Proは買っていません(Primeとほぼ一緒なので)。
あと無線モデル・Bluetoothモデルも買っていません(全部買うとけっこうな金額なので…)。
【結論】だいたいの人はArctis1でいい
有線モデルを実際に比較して出した結論としては以下の通り⇩
<CSユーザー>
・だいたいの方⇨1で十分
・音質にこだわる⇨Prime
<PCユーザー>
・予算を抑えめ⇨1
・カスタマイズしたい⇨5
・音質重視⇨Prime
・音質重視でカスタマイズ有⇨Pro
基本的には1で十分です。
スピーカードライバーは「Arctis 1/3/5」で同じもの搭載していて音の違いは誤差の範囲。
マイクを格納したい、スキーゴーグルタイプのヘッドバンドがいいなら値段によっては3はアリ。ただ間違ってもCSユーザーは5を選ばないように!
音質にこだわるならPrimeが選択肢。価格が2倍ほど違ってきますが、それでも1万円ほど。手の出せる範囲内です。
管理人がSteelSeries Arctisの有線タイプから一つ選ぶならArctis1かなぁ。
ヘッドセットは軽さが正義。Arctis Primeは良い音なのは聴き比べればすぐわかるんですけど、やっぱり重たくてしんどい。
有線モデルのスペックを以下表にまとめました⇩
ChatMix
⇨USB ChatMix Dialケーブルが付属。ゲーム音とチャット音のバランス調整が可能。PS4等のCS機では使用不可でPCユーザーのみ。
RGBイルミネーション
⇨両側のイヤーカップにRGBイルミネーションLED付き。専用ソフトで設定が可能。こちらもCSユーザー使用不可、PCユーザーのみの機能。
外観の比較
<マイク>
Arctis1は着脱可能。
Arctis3・5・Primeはイヤーカップ内に格納できます。
<コード類>
Arctis1は取り外し不可。
Arctis3・5・Primeは取り外し可能。
<ヘッドバンド>
一番の違いはヘッドバンド部分の構造。
Arctis1は一般的な構造、Arctis3・5・Primeはサスペンションベルトタイプ。Primeは他と違う構造になっています。
<イヤーパッド>
Arctis1・3・5はメッシュ、Primeはレザー。
ただ、Arctis1とArctis3・5のメッシュ素材が微妙に違います。Arctis3・5はもっちりとしていて触り心地○。
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レビューまとめ
- スピーカードライバーは「Arctis1/5/7」と同じ
- 約295gで標準的な重さ
- 密閉型の有線(3.5mm)接続ヘッドセット
- 実売価格約6,000円なら良コスパ
- たまに「Arctis 1」よりも安くなるので狙い目
SteelSeriesの密閉式有線ヘッドセット「Arctis 3」を紹介しました。
基本的には「Arctis 1」で十分ですが、セール等で値段が下がったら狙ってください。音質もそこまで悪くないですし、機能面でレベルアップしています。
以上、SteelSeriesの密閉式有線ヘッドセット「Arctis 3」レビューでした。
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