HyperX Cloud Alpha
- 歪みを少なくする独自のデュアルチャンバードライバー搭載
- イヤーパッドが柔らかく快適な着け心地
- マイク音質も特に問題なし
- 取り外し可能なインラインオーディオ調節機能
- 336gの重さは気になる
⇨PS5 Dualsenseに3.5mm直差し
今回レビューするのはHyperXの密閉型ゲーミングヘッドセット「Cloud Alpha」。
発売開始は2017年。「今さらレビューしても…」感は強いですが、人気モデルらしいので購入してみました。
結論から言うと…
“少し重さが気になるが、音質や定位感は約6,000円という価格を考えれば十分良い。PS5ユーザーに安心しておすすめできる”
です。
ただし「音」は、お金をかければかけるだけより良い環境になります。あくまでもこの価格帯ならコスパ◎。
Amazonなら基本的に5,980円で売っています。たまに値上がるタイミングがあるっぽいので注意してください。
記事後半で同メーカーの人気モデル「Cloud Ⅱ」との比較もしているので、そちらも参考にしてみてください。
50mm径のドライバーを搭載
音の感じでいえば「フラット気味だが高音部分のほうが強め」。
低音用チャンバーと独立した中高音用チャンバーを備え、ノイズ・籠りも無くくっきり聞こえる印象です。
ズンドコが少ない分聴きやすいですが、逆に言うと低音バリバリで大迫力とは言えず。「低音がしっかり出ないと物足りない」と感じる人にはあまりおすすめできません。
定位性は特に不満無し
定位性についても特に問題なし。
アストロプレイルーム・スパイダーマン・GT7等で試したところ、音の方向性はある程度把握できます。
これはPS5独自のTempest 3D オーディオ機能のおかげってのも大きな理由でしょう。
ただ、定位性に関しては純正「PULSE 3D」の方がやっぱり優秀に感じますね。さすが専用にチューニングしているだけのことはあります。
マイクは問題なく使える
取り外し可能なDiscord認証ノイズキャンセリングマイク。特に不満なく普通に使えます。
ノイズ等は一切なく、VCでは特に問題なく使えます。ただ、配信者など音にこだわっている方はもう少しお金をかけましょう。
着け心地は良いが少し重たい
レザートレット製の柔らかい大型イヤーカップを採用。着け心地は良好です。メガネゲーマーの管理人ですが、ツル部分の締め付けもマシですね。
ですが、やはり336gは少し気になります。
約270gの「EPOS H3」、250gの「DROP+ PC38X」あたりをよく使っている管理人としてはやはり重たく感じますね。
個人的にはヘッドセットは軽くてナンボだと思っているので、この点は大幅減点です。
側圧は弱め
管理人の頭囲約58cmでは側圧は弱め。他ヘッドセットとの比較では
- Turtle Beach Stealth 600 Gen2:8.5
- DROP+ PC38X:7.5
- PULSE3D:7
- EPOS H3:5
- Logicool G433BK:4.5
- HyperX Cloud Alpha:3
- ATH-GL3:0
個人的にはこんな感じ。
「HyperX Cloud II」とほぼ同じ強さです。ほど良く側圧がある方が好み。Cloud Alphaぐらいの側圧では少し物足りません。
蒸れる(密閉式&革は仕方ない)
仕方ないですが密閉型+革イヤーパッドは蒸れます。回避するにはイヤーパッドを交換するか、蒸れにくい開放型を買うかの2択。
開放型のヘッドセットは今のところ選択肢が少ないのが難点ですね。
- EPOS「H6pro Open」
- オーディオテクニカ「ATH-GDL3」
比較的新しいモデルならこれぐらい。
海外ネットショップでしか買えないDROP+SENNHEISER「PC38X」も評判は良いですね。PC38Xは管理人のメインヘッドセットの一つ。
VCも配信も予定にないならSENNHEISER開放型ヘッドホン「HD599SE」はかなりおすすめです。
スポンサーリンク
外観&スペック情報
外観
シンプルな外箱
付属品は本体・マイク・3.5mmプラグ (4極)・PC延長ケーブル・説明書・収納袋など
つや消しのマットブラックと、メタリックレッドを基調としたツートーンカラー
シンプルでカッコいい
本体部分には調節機能は一切なし
その代わり取り外し可能なインラインオーディオ調整機能つき。音量調節とマイクのミュートができます
メッシュ素材で覆われていて柔らかい
マイクも取り外し可能。使わない時は外しています
サイズ調整は8段階
アーム内側に目盛り。ただし目盛りのクリック感は弱め
イヤークッションは柔らかくて着け心地良好
内側はほぼ全体がクッションになっています。頭頂部も柔らかい
無駄な装飾、そして調整機能の無いシンプルな外観
スペック情報
HyperX Cloud Alpha | |
---|---|
型式 | HX-HSCA-RD/AS |
重量 | 約336g ※ケーブル・マイク含む |
再生周波数帯域 | 13~27,000Hz |
感度 | 98db |
インピーダンス | 65Ω |
接続方法 | 3.5mm |
商品ページ | https://www.hyperxgaming.com/ |
スポンサーリンク
「Cloud Ⅱ」との比較
Hyper Xから発売されている同価格帯の「HyperX Cloud II」と簡単に比較していきます。
【結論】PS5ユーザーなら「Cloud Alpha」
管理人が両モデルを使って出した結論は
- PS5(CS)ユーザーなら「Cloud Alpha」
- PCユーザーなら「Cloud Ⅱ」もあり
です。
「Cloud Alpha」の方が後に発売されたので、音質・軽量化などがパワーアップしている印象。基本的には「Cloud Alpha」を選んでおけば間違いないと思います。
逆にPCでゲームする方なら「Cloud Ⅱ」もあり。USB接続時の7.1サラウンド、手元での音量調節なども便利そう。
スペック面
Cloud Alpha | Cloud Ⅱ | |
---|---|---|
スピーカー ドライバー |
50mm | 53mm |
接続 | 3.5mm | USB 3.5mm |
周波数特性 | 13~27,000Hz | 15~25,000Hz |
感度 | 98db | 98±3db |
インピーダンス | 65Ω | 60Ω |
重量 | 336g | 350g |
マイク | 着脱式 | 着脱式 |
定価 | 14,530円 | 11,300円 |
外観比較
パッと見の外観はほとんど同じ。フレーム部分が少し違うぐらいかな
イヤークッション部分。「Cloud Alpha」の方がもちっとして気持ちいい
両者とも本体での調整機能は無し、マイクは取り外し可能。コードは「Cloud Ⅱ」だけが取り外しできません
「Cloud Ⅱ」はUSBコントローラーが付属、USB接続時のみ使用可能。「Cloud Alpha」はインラインオーディオコントロールで調整できます
「Cloud Ⅱ」は替えイヤーパッドが同梱されています
スポンサーリンク
レビューまとめ
- 歪みを少なくする独自のデュアルチャンバードライバー搭載
- イヤーパッドが柔らかく快適な着け心地
- マイク音質も特に問題なし
- 取り外し可能なインラインオーディオ調節機能
- 336gの重さは気になる
HyperX「Cloud Alpha」レビューでした。
重い・本体に調整機能が無い・コードが外れないなどの細かなマイナスポイントはありますが6,000円なら良コスパだと思います。
同メーカーの「Cloud Ⅱ」と比べても「Cloud Alpha」の方がおすすめ。
以上、HyperXの密閉型ヘッドセット「Cloud Alpha」PS5使用レビューでした。
コメント